専守防衛

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    全体の様子六月に種を播いておいたストレリチア各種ですが、早いものが発芽し始めました。(下写真)

    今年は加温しなくても良い様に播種時期を遅らせました。

    ところが、播種直後は気温が安定しなかったため、トンネル内に置いて夜間はビニールで覆うことで保温には努めていました。

    それでちょっと心配していたんですが、無事発芽まで来ました。

    内部の様子これで一安心です。

    今は、真夏の気温になったので、この調子で行けば秋までには大体出揃うはずです。

    ちなみに最初に発芽したのは、在来系統でした・・・。

    やっぱりと言ったところです。

    心配していたのは気温だけではありません。

    このエリアにもネズミが住み着いていて、食害に遭うことがあるからです。

    発芽の様子それは保管中の種子だけでなく、播いた後、土を掘って食べられることは珍しくありません。

    一番問題なことは、そのネズミに知恵が付いてかなり頭が良いことです。

    殺鼠剤は食べない。

    粘着タイプの罠は避けて通る等・・・。

    よって、為す術が無いんですよね・・・。

    仕方がないから、ネズミを駆除するのではなく、種子を守ることに重点を置いています。

    それで中央写真の黒色のカゴトレーはネズミ避けのために置いてあるものです。

    これがあると無いとでは大違いで、種子の近くに何かあるとネズミは警戒心を抱く印象があります。

    美味しそうなものがあるけど、それ以外のものもある・・・。

    もしかしたら、捕まってしまうのではないかと・・・。

    それできちんと防御しなくても、ネズミの警戒心が強いがために、置いてあるだけで効果があることが救いです。

    この状態で、発芽した芽が種子の養分を使い果たす頃までは防御します。

    その頃になると、ネズミも種子に興味を示さなくなります。

    その後、鉢上げして活着したら、今年の育苗は終わったとほっとする時です。

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