寸進尺退

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    草姿引き続き、最近咲き始めた株のご紹介。

    どうでもいい花を・・・と思われた方も多いかもしれません。

    今の当ハウスにとって、平凡な花は即処分ですが、それでも残してある株もある。

    それは他には無い、何か特徴を持った株だから・・・。

    写真は毎年取り上げているオレンジプリンスの一つ。

    主な特徴は花立ちで、一葉三花。

    花の様子現時点でオレンジプリンスで一葉複数花立ち株はこれと、先日取り上げた、当ハウスで最も良花の第一候補株の二つだけ。

    そう言う意味では、希少価値がある。

    その他、草丈は中の中位。

    上写真左奥は比較的大きい在来系統で、草丈は2m位あるので比較になる。

    それで、草丈は高くない割に葉は大きく、在来系統より大きな葉も出ている。

    そして、葉柄が太い。

    葉柄が太いと言う事は、花茎も太い。

    花茎が太いと言う事は、仏炎苞も太い。

    それは今まで当ハウスで見てきたオレンジプリンスの中で最も太い。

    それで、萼の幅も広い。

    それは当ハウスで一番。

    以上の特徴があるので、花は良くないものの残してあると昨シーズンも取り上げた。

    この特徴を持ったまま、優良花に出来ないかと考えるわけですが、難しそう・・・。

    それはストレリチアの第二法則の「多花に優良花無し」と、同第三法則の「大花に優良花無し」の両方が当てはまるから。

    仕方が無いので、花色は置いておいて、多花株の増産や萼の幅広花の作出実験に使うしかない。

    ただ、多花と言ってもこのタイプは二本目以降は貧弱になったり、花茎が短くなる事がある。

    この株の場合は、仏炎苞と、花茎が短くなるので、多く花芽が出ても二本目以降は切り花出荷には向かない。

    それなら、一葉三花のうちの二本目以降を他の葉に割り振ってもらった方が良い。

    よって、一葉複数花立ち株は、趣味の方向けなんですよね・・・。

    ところが、この株が多花ですよと売る状況に無い。

    それで一回、多花同士で子を取ってみれば色々な傾向が分かるから、その検証を進めているところ・・・。

    中々うまく行かなくて・・・。

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