失敗は成功のもと

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    草姿昔、ジャンセア開花株を売っていた時、良く言われた言葉は、「葉の無い株を下さい。」だった。

    それは葉身のある個体ではなく、先の尖った葉柄だけの株をと言う事。

    気持ちは分かるんですよね・・・。

    レギネーとは対照的に余分なものが全く無い姿に憧れますから。

    葉が細長くて立ち上がる観葉物は他にありますが、花を咲かせるとストレリチアだと分かる。

    葉の様子1そして、こんな植物もあったのかと・・・。

    ただ、当時、保有していたジャンセア開花株は、成株になっても葉身(その名残)が残るタイプの個体が幾つか存在した。

    それでも、何も言われなくても葉身の無い株を優先的に販売していた。

    今思えば、その需要に応えられていた事自体、大したものだと・・・。

    その様な動きがあると、世論としては「ジャンセア=葉身の無い株」で浸透した印象ですが、それは実態とは違うと考えます。

    葉の様子2ジャンセアはレギネーより降水量の少ない地域に適応(進化)した結果と言われていて、それは年間降水量が400mm以下だと・・・。

    よって、草姿がどうだではなく、そのエリアに自生しているストレリチアはジャンセアと判断すべき。

    実際に過去の書物には、葉の大きめの中間種並みの葉身を持った個体までジャンセアとして取り上げられている。

    そう言う事情から、もう少し葉身のある個体でもジャンセアなんだと浸透して欲しいところ・・・。

    それを踏まえて、上写真は黄色花ジャンセアを目指した交配群から出た、橙色花ジャンセアの今の姿。

    昨シーズン初めて開花した段階では、小さな葉身を付けていた。

    それでも中間種ではなく、ジャンセアだと・・・。

    それは、播種から開花までの期間、草姿、交配内容等から。

    それが今では殆ど葉身が無い位まで小さくなった。(中写真、下写真)

    ここまで来れば見た目、十分ジャンセア。

    ちなみに過去にジャンセア同士の交配でも、これより大きな葉身を付けた個体が幾つも出ている。

    それに比べれば、葉身は無い方。

    それで結果的にこの株は黄色花では無かったので失敗作かと言えば必ずしもそうではありません。

    それはこの株には黄色花の遺伝的要素も持っているから・・・。

    よって、これにもう一回黄色花を掛ければその子からは黄色花ジャンセアが出てくる可能性がある。

    昨シーズン咲いた花にはそれを実行していて、種子も採れている。

    多分、それらから出た中の半分位は黄色花になって、そのうち幾つかはジャンセアになる予想。

    その幾つかが、何%かは想像の域を出ない。

    ただ、その系統には原種黄色花ジャンセアの血は入っていない。

    よって、それより花色が良くなる可能性も十分考えられる。

    そこが黄色花原種同士ではなく、わざわざ面倒な交配で黄色花ジャンセアを目指す意義です。

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